やわらかな春の訪れを感じるこのごろ、校庭の桜も見頃を迎えようとしています。あの感動の卒業式から早くも半月が経ちました。時の流れが倍速モードのように過ぎていくようです。式辞の中で卒業生に、あいだみつおさんの言葉を贈りました。
「 人生において最も大切な時 それはいつも今です 」
人生において最初といってもよい、大きな「受験」というハードルを乗り越えた顔は凛々しく、そしてさわやかでもありました。教師も保護者も、助けたい気持ちになることも多かったことでしょうが、こうして一つずつ大きく、たくましくなっていくことを感じるとともに、改めて大規模校にはない、一人一人の成長を感じることもできました。受験というハードルを乗り越えた今、これからの人生を決めるのは、やはり今を生きる自分であることを忘れずに、充実した人生を歩んでほしいと思います。
今回巣立った21名が残してくれたことは数多くありますが、自分たちがやりたいことを実践してみようとする姿が、特に印象に残っています。大國屋マルシェで野菜や苗を売り、募金を呼びかけたのはその一例ですが、こうした考え方や態度は後輩へと受け継がれていくことでしょう。校則の見直しなど生徒が主体となって活躍できることはまだまだあるはずです。残された後輩たちが、さらに新鮮な風を呼び起こしてくれることを期待しつつ、昭和五つ星学園義務教育学校の開校を目指したいと思います。
本校の教育推進のために、一年間ご理解とご協力をいただきまして、ありがとうございました。令和5年度も引き続きよろしくお願いいたします。
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